骨盤臓器脱と尿失禁の日帰り手術クリニック
女性泌尿器科に取り組んで30年になります。若い頃は在宅医療に没頭し、往診先で骨盤臓器脱・尿失禁に悩む患者さんを目の当たりにしました。泌尿器科の知識だけでは治療が難しいことを実感し、悔しく思ったものです。ちょうどその頃、米国で女性泌尿器科という分野が誕生したことを知り、渡米して手術を猛勉強しました。帰国後、2008年に日帰り手術クリニックを開設しました。
当院では、骨盤臓器脱手術に人工メッシュを使用せず、妊娠予定の方も高齢の方も治療可能です。治療後は、その日のうちにウォーキングができるよう目指しています。この方法は副作用が少なく、治癒が良いというデータもあります。
私たちは15年間、毎年1000件の治療に取り組み、約1万人の骨盤臓器脱手術を行ってきました。一人ひとりに最適な治療計画を提供するため、メッシュを使わないネイティブ・リペア手術の複数の技術を習得し、臨機応変に応用できる経験を積んできました。
また、日本全国からメッシュ疼痛などの術後トラブルに悩む女性を受け入れ、修復治療に尽力してきました。あらゆるケースを解決することで、初期治療におけるリスク対応能力を身につけてきたのです。
午前中を手術に専念することで、初診から手術まで150日以内を実現しています。高齢の方や働く女性も、生活に支障をきたすことなく治療を受けられます。ひとりで悩んでいる女性の方は、ぜひ当院をご利用ください。
パイオニアとしての責任感
当院では、重症の骨盤臓器脱、過活動膀胱、原因不明の間質性膀胱炎など、まだ十分に解明されていない疾患に取り組んでいます。医師が患者さんに説明する際には、分かりやすい言葉で丁寧に伝えることが大切ですが、未知の領域に挑戦するためには、客観的な指標が必要不可欠です。
学会発表だけでは不十分で、治療法の有効性を示すには、英語論文を執筆し、海外の医師による査読審査を受けることが重要です。さらに、米国医学図書館PubMedに登録されることで、その治療法が国際的に認められたことになります。これは非常にハードルの高い作業ですが、医療の発展のために必要なプロセスです。
教科書を担当しています
当院は『今日の治療指針(医学書院)』にて、2015年尿道カテーテル、2019年在宅排泄ケア、2021年尿道疾患、2022年間質性膀胱炎、2023年膀胱瘤、『今日の診断指針(医学書院)』での2024年過活動膀胱を担当しております。また、『医学大辞典(医学書院)』、『今日の問診票/診断辞典(プレシジョン)』の骨盤臓器脱。海外の医学教科書では、『The Essentials for Gynecology(MINERVA MEDICA)』の過活動膀胱・間質性膀胱炎、『Lastied perstective OAB treatment(MINERVA MEDICA)』の過活動膀胱外科治療・間質性膀胱炎外科治療を執筆しています。
当院では現在、23本の国際論文を発表し、ヨーロッパを中心に251の論文に引用されています。特に、間質性膀胱炎の新しいタイプの発見、アスリート特有の尿失禁治療の開発、乳がんサバイバーの治療マニュアルの確立など、先駆的な研究を行っています。また、メッシュ摘出という新しい分野にも取り組んでいます。
こうした努力が認められ、2023年には総合医学雑誌Cureusから\"国際医学賞\"を受賞しました。当院では、最新の知見に基づいた治療を自信を持って提案し、患者さんに最適な医療を提供してまいります。
保険診療と自由診療
当院は、治療困難とされた患者様(難治例と言います)に特に積極的に取り組んでおります。また、妊娠を予定しているために尿道人工テープの手術を避けたいという事情の患者様も積極的に対応しております。一部の疾患は法律に準じ自由(自費)診療になります。日本国の法律で混合診療ができませんので、クリニックとして慎重に対応しております。ご理解・ご協力をお願いいたします。
医療法人ウローギネ・ネット
よこすか女性泌尿器科・泌尿器科クリニック
(完全予約制)
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電話046-823-8456
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