腹圧性尿失禁
腹圧性尿失禁1 いろいろな尿失禁
尿失禁とは、本人の意志に関係なく、尿をしたくない時や場所で漏れたり、出てしまうことです。これが、日常生活のうえで不快感が強く、生活に不自由をもたらします。軽いものを含めると、成人女性の約3割で尿失禁の経験があるとの報告があり、加齢や病気による尿失禁は男性にも多く存在します。ここで、覚えておいてほしいのは、ほとんどの尿失禁は完全に治したり、症状を改善させることができることです
さらに、尿失禁は、これまでは腹圧性尿失禁が人工テープによる治療、切迫性尿失禁は投薬と考えられてきましたが、どちらも副作用の観点から見直しがはじまっていることも重要です。当院で行っている非蒸散性エルビウム・ヤグ・レーザーは、この問題に答えをだしはじめ、腹圧性尿失禁にテープなしで、切迫性尿失禁に投薬なしでなおす方法を見出しており、世界的に高い評価をえています。
では、進歩の著しい尿失禁の分野をみてください。
腹圧性尿失禁
腹圧性尿失禁は、咳、くしゃみの瞬間や、ぱっと立ち上がった時や、階段を降りる時など、お腹に力(腹圧)が加わる時に生じる尿失禁です。通常その失禁の量は、10gから100gぐらいです。パンツがぬれて気持ち悪い程度からスラックスが濡れるものまであります。腹圧性尿失禁は女性に多いです。女性では骨盤底筋と呼ばれる股間にある筋(いくつもの筋肉の集合体)が、加齢、肥満、出産により緩み易いためなのです。そしてこれらの筋肉が緩むと膀胱や尿道はお尻の方へ下がり気味で、股になにか挟んでいるような不快感があったり、腹圧が加わった瞬間の尿道をしめる力が不良となり、尿が漏れるようになります。また男性でも前立腺手術により尿道括約筋が損傷されるとおなじ症状がみられます。
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