レーザーを応用して、メッシュを用いない手術をさらに進めます

レーザー治療の歴史

経膣レーザー治療は現在世界的に普及してきた新しいテクノロジーです。この治療には、さまざまな適応症があり、特に泌尿生殖器症候群更年期障害(GSM)と腹圧性尿失禁(SUI)に関する論文が多く発表されています。いくつかの異なるレーザーがありますが、市場で入手可能なデバイスであり、査読済みの論文の大部分は、非蒸散性エルビウムドープイットリウムアルミニウムガーネット(Er:YAG)レーザー(FotonaSmoothVR):VELまたはCO2レーザー(MonaLisa TouchVR)です。

これは、非蒸散性エルビウムドープイットリウムアルミニウムガーネット(Er:YAG)レーザー(FotonaSmoothVR):VELの最初の論文です。この論文以降に、膣へのエネルギーデバイス使用が世界的にすすめられるようになりました。

こちらは、CO2レーザー(MonaLisa TouchVR)について初期の報告です。この2つの論文の登場で、レーザーは2社が争うように技術を発達させてきました。

 

当院のyoutubeチャンネル

当院が、英国レーザー医学会雑誌に投稿した学術論文から、やさしく解説。

結婚・妊娠を希望されてる人では、レーザー治療(世界的にはVELといいます)が、メッシュ手術より選ばれるという統計研究です

VELの開発者フォトナ社について

50年以上続く、ヨーロッパ屈指のレーザーメーカーです。1964年に設立されたFotona社は、50年以上も続くヨーロッパ屈指の老舗レーザーメーカーです。ヨーロッパで培われた高い技術力を集結したレーザー装置は、世界60ヶ国以上の導入実績があります。

Fotonaは、CO2レーザー治療のパフォーマンスを改善し、より効果的にするために、エルビウム・ヤグ波長を導入した最初のメーカーです。Fotonaのエルビウム・ヤグ・レーザーは、調整可能なコールドツーホットアブレーション方式を特徴としており、組織の中の水分に反応することで、より高い精度と、制御された出血および凝固効果を可能にします。

FotonaのNd:YAGレーザー波長は、組織の奥深くまで浸透してヘモグロビンにターゲットを持ち、組織効果を生み出します。両方の波長を組み合わせると、侵襲性が低く、より効果的な臨床および審美的な婦人科治療を提供するのに非常に成功していることが証明されています。

婦人科におけるFotona社レーザー治療の有効性と安全性を調査する発表済みの科学的研究の要約は、英語版の臨床要約が出ています。

Fotona社youtube

女性の悩みが相談しにくいことを考えて、フォトナ社は全米の女性に明るいホームページでメッセージを挙げています。

 

フォトナ社の研究室

Fotona社は、独自の研究所と教育施設を持ちます。工学博士や医学博士をもつ職員が複数存在するアクティブな企業です。

この会社のホームページには、

『最も要求の厳しいシステムコンポーネントを社内で設計および製造するFotonaの能力は、レーザー業界における主要な競争上の優位性であることが証明されています。当社のレーザーシステムの電子機器ハードウェアおよびソフトウェアアセンブリの大部分は社内で開発されており、すべてのシステムで最高レベルの精度、信頼性、安全性を確保するために、厳しい製造および制御プロセスが導入されています。』と自信のあるコメントが書かれています。

 

Fotonaのテクノロジー

優れたパルステクノロジー

Fotonaの専門的技術の例は、特許取得済みのVSP(優れたパルス)テクノロジーで確認できます。VSPテクノロジーは正方形パルスの制御された配列を正確に作るのですが、このパルスは余分なレーザーエネルギーを皮膚や他の組織に吸収するのを最小化することによって医療事故防止を最大化する働きを担っています。身体にストレスのないパルスパワーにより、VSPは成長と長期にわたる減少を回避しているのです。強すぎると、パルスパワーが不要なレーザーエネルギーを体の組織に与えてしまうのです。強すぎるレーザーエネルギーは非効率的に熱に変えられ、そうなると不要な副作用の危険が増加され、治療の効果を薄めてしまいます。FotonaのVSPテクノロジーは周囲組織に熱を与えてしまうという問題を解決し、そうすることで使用者は特定の組織を比類ない有効性で確実に治療することができるのです。

 

エネルギーフィードバック制御

もう一つのFotona安全構造の例として、EFC(エネルギーフィードバック制御)は個々のレーザーパルスエネルギーレベルを能動的に監視管理します。二重管に作られた最新式の安全構造を用いて、全ての手術に最大限の安全を提供するのです。EFCは、あまり進んでいないレーザー技術基盤が内在している無制御エネルギーの損失を回避してくれます。そして、その設定を使用する度に効率的かつ効果的な手術を保証します。

EFCを利用することで、レーザーの出力エネルギーは二つの電力量計で継続的に調節され、安全で有効な手術のために出力エネルギーを治療パラメーターに正確に合わせるのを実現させるのです。さらに、EFC技術の付加利益は、Fotonaレーザーシステムが起動する度に面倒で不便な手動較正手順を要求することはない、というものです。

 

 

 

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