過活動膀胱への取り組み【当院の7つの海外論文】

① 日本では数少ないエビデンス(海外査読論文)がある。

よこすか女性泌尿器科では、自分たちの行っている医療に責任をもつために、定期的にデータをまとめて海外の医学誌に投稿しております。この海外の医学誌は、査読審査を受ける厳しい審査医学誌を選んでいます。このような努力は、データからエビデンスを得ることができます。
論文にまとめるのは、本当に大変なことですが、そのかわり、しっかりした説明ができます。
過活動膀胱(OAB)の治療では、膀胱へ直接OAB治療(ボツリヌス)薬を注射する治療、尿道や膣にレーザーを照射する治療など、多方面に詳しく取り組んでいます。この女性泌尿器科の分野の論文は12本あり、世界の300論文に引用されています(2023年現在)。

② 日本どころか世界的にも過活動膀胱手術件数が多い。

OABの場合に、内服薬では不十分であつたり、内服薬の副作用で困る患者さんがいます。このような場合は、ボツリヌス注射するのが、世界的にも、一般的です。よこすか女性泌尿器科は、毎月15人から30人の方を治療しており、年間で300人余の患者さんの治療にあたっています。
手術件数が多いということは、(1) 十分な手術室がある (2)副作用などの緊急にこたえることができる
という点でみなさまによい医療を提供できるということです。

③ 人工知能にて判断できる。(人工知能は論文になってます)

よこすか女性泌尿器科では、人工知能を独自に開発しており、この人工知能を用いた治療方法や研究方法がすでに評価されています。たとえば、ボツリヌス注射の治療では、その副作用の出現率が計算できます。このことで、適切な治療に結びつけることが可能です。
また、漢方薬による治療も推進していますが、この漢方治療ほど経験が役立つものはありません。そこで、漢方の経験を人工知能で分析して数値化することで、適切な漢方の処方へと導きます。

当院の国際論文

英語のタイトル

Efficacy and Safety of Combination Therapy With Vaginal and Urethral Erbium-Doped Yttrium-Aluminum-Garnet (Er) Laser for Overactive Bladder With Urinary Incontinence.

日本語のタイトル

尿失禁を伴うOABに対する膣および尿道エルビウムドープイットリウムアルミニウムガーネット(Er)レーザーの併用療法の有効性と安全性

リンク PMID: 39006699

解説

この研究は、尿失禁を伴うOAB患者に対する膣および尿道のErレーザー治療の有効性と安全性を評価したものです。結果は治療の高い効果と安全性を示しています。


英語のタイトル

A Discrete Mathematics Approach for Understanding Risk Factors in Overactive Bladder Treatment.

日本語のタイトル

OAB治療のリスク要因を理解するための離散数学的アプローチ

リンク PMID: 38425586

解説

この研究では、OAB治療におけるリスク要因を解析するために離散数学的手法を適用しています。数学的モデルを使うことで、治療の選択や結果の予測に役立つ洞察を提供します。


英語のタイトル

Neodymium Laser Treatment for Overactive Bladder and Vulvodynia in Mayer-Rokitansky-Küster-Hauser Syndrome Patient: A Case Report.

日本語のタイトル

メイヤー・ロキタンスキー・キュースター・ハウザー症候群患者のOABおよび外陰痛に対するネオジムレーザー治療:症例報告

リンク PMID: 38283779

解説

この症例報告は、メイヤー・ロキタンスキー・キュースター・ハウザー症候群患者におけるOABおよび外陰痛に対するネオジムレーザー治療の効果を検討しています。結果は症状の改善を示しています。


英語のタイトル

Predictive Factors for High Post-void Residual Volume in Older Females After OnabotulinumA Treatment for Severe Overactive Bladder Using a Machine Learning Model.

日本語のタイトル

重度のOABに対するオナボツリヌムA治療後の高残尿量の予測因子:機械学習モデルを用いた研究

リンク PMID: 37525863

解説

この研究は、重度のOABに対するオナボツリヌムA治療後の高残尿量の予測因子を機械学習モデルを用いて解析しています。結果は、高残尿量の予測に有用な因子を特定しています。


英語のタイトル

Is Erbium/Neodymium Laser Combination Therapy an Effective Treatment Option for Interstitial Cystitis/Bladder Pain Syndrome With Vulvodynia?

日本語のタイトル

外陰痛を伴う間質性膀胱炎/膀胱痛症候群に対するエルビウム/ネオジムレーザー併用療法は有効な治療法か?

リンク PMID: 36505169

解説

この研究は、外陰痛を伴う間質性膀胱炎/膀胱痛症候群患者に対するエルビウム/ネオジムレーザー併用療法の効果を検討しています。結果は、この併用療法が有効な治療法であることを示唆しています。


英語のタイトル

Efficacy and Safety of Non-Ablative Vaginal Erbium Laser Treatment as a Novel Surgical Treatment for Overactive Bladder Syndrome: Comparison with Anticholinergics and β3-Adrenoceptor Agonists.

日本語のタイトル

OABに対する新しい外科的治療としての非焼灼性膣Erbiumレーザー治療の有効性と安全性:抗コリン薬およびβ3-アドレナリン受容体作動薬との比較

リンク PMID: 30687908

解説

この研究は、OABに対する新しい治療法として、非焼灼性膣Erbiumレーザー治療の有効性と安全性を抗コリン薬およびβ3-アドレナリン受容体作動薬と比較しています。結果は、このレーザー治療が有効かつ安全であることを示しています。


英語のタイトル

The Treatment Selection for a 36-Year-Old Woman With Stress Urinary Incontinence Using a Discrete Mathematical Approach: A Case Report.

日本語のタイトル

離散数学的アプローチを用いた36歳女性の腹圧性尿失禁の治療選択:症例報告

リンクPMID: 38947714

解説

この症例報告は、離散数学的アプローチを用いて、36歳女性の腹圧性尿失禁とOABの治療選択を検討したものです。結果は、数学的モデルが治療選択の意思決定を支援する有効なツールであることを示しています。


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