【当院の海外論文】GSMをもつ乳がんサバイバーへのレーザー治療

更年期障害性尿生殖器症候群 (GSM) 患者の典型的な症状は性交痛です。性交困難は膣の乾燥によって引き起こされると考えられています。近年、GSM を患う乳がん生存者 (BCS) を対象とした調査では、処女膜傍が最も痛みを伴うことが示されています。性交痛と表在性外陰痛(外陰痛)は密接に関連している可能性があります。最近の研究では、BCS では外陰痛が非常に一般的であることが示されました。したがって、GSM を伴う BCS の痛みには、膣と外陰部を対象とした治療が必要であると考えられます。私たちは、膣と外陰部の両方を治療すれば GSM による BCS の問題を解決できるのではないかという仮説を立てました。膣エルビウム SMOOTH モード レーザー (VEL) とネオジムドープ イットリウム アルミニウム ガーネット (Nd:YAG) レーザー (VEL+Nd:YAG) の併用治療を経時的に比較しました。

Efficacy of Two Laser Treatment Strategies for Breast Cancer Survivors With Genitourinary Syndrome of Menopause.

Okui N, Okui M, Kouno Y, Nakano K, Gambacciani M.Cureus. 2023 May 5;15(5):e38604. doi: 10.7759/cureus.38604. eCollection 2023 May.
この研究で、覚えておいてほしいことは、GSMの診察には、内診で痛みのポイントを探る必要があること。これをちゃんとしておかないと、本人の悩みを実感として理解することができません。
これは、論文に採用した図です。どの部分が痛いのか、順番に見ていきます。

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