よこすか女性泌尿器科

さて、彼女の方は、以前、子宮を摘出する手術をうけています。この手術をうけると、子宮のまわりの靭帯などはみんな切断します。子宮をささえる靭帯ということは、骨盤底そのものをささえる靭帯でもあります。ですから、骨盤底の緩みが強く出てきてもおかしくありません。


膣全脱は、ほんとうに本人がなやみます。ですから、さのサインを気がつくことが大事なんですが、やはり難しいです。性交渉は基本的に痛い人がおおです。自分の体をみせたくないので、ひとりでとても悩むケースが多いです。

膣全脱のあるひとの悩みの一つには、頻尿があります。これは、膀胱がおちていることで、排尿後に尿がのこるからです。これを残尿といいます。この残尿がから尿がもれてきますから尿器をあててずっと夜中もすごしている人もいます。

彼女の場合は、膀胱だけでなく小腸もおちています。このおちている小腸もうまく手術でもちあげる手術をします。



膣全脱は、治療そのものが大変ですから、ぜひ夫婦でとりくむことをすすめます。手術まで、残尿があまりに多い人には導尿をおぼえないといけませんし、手術の前には体を清潔にしていくコツも必要です。もちろん、クリニックで指導します。
ちょうどこの原稿をかいたころに、熟年離婚というＴＶドラマがはやりましたので、主人公を松坂恵子さんと渡哲也さんに似せました。こちらの二人は、子宮摘出後の膣全脱のことを、話し合えずに、苦しんでいたのです。さて、僕のマンガの二人には、なかよく協力して進んでほしいです。そのような願もあります。

さて、彼女の方は、以前、子宮を摘出する手術をうけています。この手術をうけると、子宮のまわりの靭帯などはみんな切断します。子宮をささえる靭帯ということは、骨盤底そのものをささえる靭帯でもあります。ですから、骨盤底の緩みが強く出てきてもおかしくありません。

膣全脱は、骨盤底にいろんな負荷がかｋることが原因になります。だから、腰をほそく見せるような矯正下着や肥満は大変問題です。ですから、手術前から手術後にも運動を指導するのが大切なのです。