【当院の海外論文】ボツリヌス膀胱注射を数学の力で科学的に治療する

年間300件以上のボツリヌス膀胱注射治療をしている当院にとって、科学的に最適な治療を考えることは至上命題です。

今回は数学の力を使って、その安全な治療法を考えていきます。

 

離散数学という学問があります。迷路がその代表で、どこへ行けばいいかわからないものです

この迷路が、人間の体だとします。人間の体には、幾つもの要因があります。糖尿病、高血圧、、、、

その他には、頭痛、腰痛、様々です

一般に治療するときは、頻尿のみを見るのですが、それでは不十分になりました

いろんなデータを合わせて、統合します。つまり、迷路から最短で脱出するようものです

有名な「オイラーの七つの橋の問題」というものがあります。ヴェニスのような街に橋がかかっています。

全ての橋を渡るのですが、その上で最短距離を探さないと行けないというゲームにします

幾つものはしは、全て病気のことです。これらのはしを渡ることで、最終的に目的地にたどり着きます。

 

今回の研究は、このような遊びの数学をとりいれます。

ボツリヌス注射をする患者さんの持つ様々な病気を計算の上で、離散数学で最適な最短距離を計算するのです。

このように様々な要因を用意します。このうち、ボツリヌス治療は、①です。たとえば、30からいく最短きょりはわかりますか?

このように臨床医学は、単純ではなく、多くの病気を計算する数学の力が必要なのです。

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