骨盤臓器脱メッシュが直腸にささるケース

骨盤臓器脱の手術後に直腸に詰まったメッシュの1例

要約: 背景: この症例は、骨盤手術後に直腸に詰まったメッシュの珍しい症例です。患者は陽性の便潜血検査の結果、当院に紹介されました。大腸内視鏡検査で、中央にくぼみのある10mmの直腸病変が確認されました。病変の中央には棒状の物体がありました。狭帯域イメージングを用いた拡大内視鏡検査では、表面構造が不明瞭で拡張した血管が見られました。また、クリスタルバイオレット染色を行った拡大内視鏡検査では、窪みのパターンが消失していることが示唆され、この病変が肉芽組織から構成されている可能性が高いことが示されました。詳細な診療歴を調べたところ、患者は膀胱脱垂のためにメッシュを使用した全子宮摘出手術を受けたことがわかりました。したがって、骨盤手術で使用されたメッシュが直腸に侵入した可能性が考えられました。その後、メッシュを摘出する手術が行われました。通常、直腸に異物が詰まるのは摂取または自己挿入によることが多いですが、骨盤手術も異物が直腸に入る原因となりうることを示唆しています。

In Vitro and In Vivo Drug Release from a Nano-Hydroxyapatite Reinforced Resorbable Nanofibrous Scaffold for Treating Female Pelvic Organ Prolapse

 

 

この症例と同じケースは、当院でも何件も修復依頼をうけてきました。

 

 

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